整形外科ヨガ
since2011

医学とヨガ、予防医学、
介護・転倒予防としてのヨガ

卒業生の声

インストラクター:金田絵美(かねだえみ)

1.受講したきっかけ

RYTを取得後、指導を続けながら、
さまざまな解剖学講座やワークショップに出席し、勉強を続けてきましたが、
どうしても自分の指導に自信が持てなくて、悩んでいました。

というのは、事件は現場で起きている!じゃないけれど(笑)
ヨガのワークショップなどで習うことの、
はるかに想定を超える症状を抱えた生徒さんが、
実際にはいらっしゃるじゃないですか。

そんな時「無理のない範囲で」と
お決まりのフレーズしか言えない自分が情けなくて。。。
そして同時に、この方に果たしてこの運動をさせて良いのか?
という確信が持てないまま指導を続けることが、とても怖かったんです。

そんな中、現役の整形外科医が、しかも臨床経験が豊富な先生が
直接指導してくださる講座があると知り、受講を決めました。

2.受講して良かったこと

例えば
70代のおばあさま。ヨガは初めて。以前に咳をして肋骨を自然骨折した経験あり。
体も固く、最近腰痛がひどい。娘に勧められてヨガを始めよう思った。
いつまでも自分の足であるけるように、体を鍛えたい。

こんな方がいらっしゃったら、
この方のためにどんなシークエンスを
組み立てたら良いか、思いつきますか?

昔の私は思いつけませんでした。
でも今は、その方にとって、

「何をさせてはいけなくて、何をさせてあげれば良いか」
「何が禁忌で、何が必要なのか」

が、わかるようになったので、
自信を持って指導ができるようになりました。

自信がつくと誘導にもゆとりがでてくるし、
レッスンの後の達成感も変わってきます。

それから、何かに迷ったときに、
いつでもメールやFBの掲示板などで、留実子先生や仲間たちに
質問したり、相談したり出来るのも本当に助かっています。

活動中の仲間たちからの情報のシェア、
質問のやりとり、などを見るのも、とても勉強になります。

そうか、もし私のクラスに、そういう方がいらっしゃったら、
こういう対応をすればいいんだ、って。わかりますからね。

こんな風にリアルタイムで
最新の医療現場の知識を吸収できる場所って
なかなかありませんよね。
この環境はとても心強く、
本当に受講して良かったな、と思っています。

3.最後にひとこと

ヨガ界の常識と、医療界の常識は、まったく違います。

受講中、私は何度となく、
「えーーーっ!!!」
「ほへーーーー。。。。」
「そうなのーーー????」
と、驚嘆の声をあげました。

そしてその声は、クラスのあちこちからも聞こえてきました(笑)

ヨガの資格をいくつとっても、自信にはつながりません。
本当に必要なのはエビデンスに基づいた正しい知識です。

昔の私みたいに、指導に自信が持てなくて悩んでいらっしゃる方、
自分のクラスの中にヨガの伝統だけでなく、最新の医療理論を取り入れてゆきたい方、

そんな皆さんに、ぜひこの講座をおすすめします。

 

1期卒業生 三木啓子

卒業生の声 私は、RYT500、シニア指導の資格も2つ持っていますが全く太刀打ちできないというのが現実です。
シニアに限らず40代からあらゆる体の病名を打ち明けられます。
はじめて聞く病名も。知っていてもどう指導したら良いかがよくわからずはっきりした回答もできませんでした。
そんなときに、整形外科の医師監修のヨガに出会いました。
はじめは医学用語に頭がついていきませんでしたが、何度も聞いてわかるようになりました。
わかればわかるほど、何て少なく、曖昧な知識が多かった事がわかります。
大勢のヨガインストラクターにこのTTを受けてもらうことで、自信を持った指導者になれると思います。またヨガによるケガも減らせると思います。
わからない病気の情報も整形外科ヨガのグループメッセージで質問し、井上医師が答えてくれます。
その情報は、皆でシェアできます。
必ず役に立つ資格になります!

為本 きよみ

1.受講のきっかけ

元は看護師を本業としており、病院勤務を経て数年前から地元の高齢者運動施設に籍を置き、機能訓練指導の仕事についていました。
ヨガは、趣味が高じて学びを深め、誘って頂くままに2足のわらじを履くことになり、かなり遅めのデビューをしました。現在はヨガが本業となり、一般の方に指導しています。
指導を続けているうちに気付いたことは、意識を持ってお金を払いスポーツクラブに通っているのに、筋力や体力の向上があまりなく、本人にその意識が薄いことです。ヨガやダンスなどスタジオレッスンは参加するのに、ジムでトレーニングをする人は少ないのです。ヨガレッスンだけを受けて、帰ってしまいます。
「リラックスだけのヨガレッスンで良いのだろうか?」
「ジムに通うことで安心して、実はロコモ予備軍なのではないのかな?」と感じていました。ジムに通う方も含めて、どれだけ要介護予備軍がいるのだろうか、と漠然とした不安を覚えました。
そんな時、尚美先生にお誘いを頂き受講を決めました。

2.受講して良かったこと

一番に言えることは、医学的な裏付けがあるということです。今までの講座では、医師からの講義はありませんでしたから、革新的だと思います。看護師とはいえ、使わない知識を削ぎ落としながら生きてきましたので、筋肉・関節についてはグレーというより白紙に近いものがありました。もう一度学びなおすことができ、あやふやな記憶が少し鮮明になったような感覚です。
次に強く感じたことは、「もっと筋肉にアプローチして良かったんだ」ということです。ヨガに、リラックスや癒しを求めている方が多いので、自分のレッスンもその傾向にありました。
今回の講座で、ターゲット筋群にアプローチしたアーサナで効果を上げるという、明確な目的を持ったヨガを教えていただき、自分のやりたいヨガ・やるべきヨガが絞れてきたように思います。
看護師として、またヨガ指導をする上での自信と幅が広がり、何よりも
講座が楽しく充実しています。先生方や受講生の皆さんとの交流も、かなり濃いですね。是非多くの方に学んで頂きたいと思います。

3.整形外科ヨガレッスンの様子

7月に修了し、8月からスポーツクラブで「整形外科ヨガ」とカテゴリ変更をして開講しました。最初は、「整体ヨガって何んだろう」という声がチラホラ聞こえ、午後からのクラスに30名ほどの参加で始まりました。
毎回ターゲット筋群を必ず説明し、ドローインの練習、アーサナごと意識する筋肉、怪我をしない関節の使い方を繰り返し伝えながら行います。
椅子を使わないので、かなり厳しいことは予測できましたが、「若々しくいたい」「きついけど自分たちに必要な運動」「やらないと衰える」という意識に変わってきていることが実感できます。
医学的裏付けがあること、ターゲット筋群がはっきりしていること、テーマがわかりやすいことで、皆さんが受け入れてくれたのかなと思います。時に溜息のような悲鳴のような声を上げながら、最近は50名ほどが楽しそうに参加してくださいます。私も、自身のトレーニングも兼ねて、細く長く続けていくつもりです。